原作未読勢による株式会社マジルミエアニメ7話の感想、始めていきます!
- さすがの広告塔、リリーさん
- 現れたのは…
- 怪異VS土刃メイ
- 一方で、避難誘導をするカナとリリー
- メイのところに駆けつけるカナ
- それでも加勢に入るカナ
- 結局一人で片付ける
- 迷うカナ
- W社長
- 古賀社長
- 感想
- Cパート
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前回はリリーがカナちを庇って絶体絶命なシーンで終わりましたが、果たしてリリーの運命はどうなるのでしょうか……。
……といっても、サブスクの7話のサムネ画像で盛大にネタバレしてるので知ってるんですけどね;
これはフツーにひどいwもう少し配慮して画像選んでほしい……
さすがの広告塔、リリーさん
リリー「大丈夫、かすっただけよ。そんな顔しないで。笑って桜木さん!魔法少女は美しく笑ってるものよ!」
はい、というわけで無事でした。無事で何よりですが、あまりにもあっさり過ぎて拍子抜けしてしまいました。ただ、大事なお顔に傷が…そこまで深くは無さそうに見えるけど、心配ですね。
魔法少女2人のピンチによって一般人たちを不安にさせてしまっていることに気づき、カナちは動揺しますが、ここでのリリーはさすがベテラン。笑顔で人々に安心感を与えます。
そうこうしていると、早くも救援の魔法少女が到着します。
現れたのは…
土刃メイ「ミヤコ堂から援護要請を承りました、アスト株式会社、土刃です」
救援に駆けつけたのはなんとアスト社のエース魔法少女、土刃メイでした!なんとなく想像はしていたけどこれはアツイ!!ミヤコ堂とアストは協力会社のようです。たしかに、美弥子社長と古賀社長も旧知の中なので、納得の展開ですね。
こうして、図らずとも3人の社長お抱えの魔法少女が一堂に会したという訳です。
色々空気を読んで攻撃を控えてくれている怪異サン。前回も言ったけどこういうところがリアリティ無くてちょっと気になりますよね…w いや、きっとあのつららばり攻撃はクールタイムが必要なんだ。(そういうことにしよう)
そして、リリーとカナちが一般人のもとに駆けつけると…
一般人「強い魔法?いま来たあの子だけで対応できるのか…」
一般人「魔法少女1人で大丈夫なの…?」
いやいや、そんなに心配なら野次馬してないでさっさと避難しなさいよw
そんなアホみたいな一般時に対して私だったら絶対苛立っちゃいますが、さすがカナち。ミヤコ堂とアスト社の凄さをアピールし、人々を安心させます。しっかり下調べしてきたんだな、偉い!ちょっと言い回しがCMぽいけど。
カナ「煽り文句で思い込ませるテクニック…越谷さんの飯チラシ魔法、めちゃめちゃ使えるな!」
って感心してたけど、以前越谷さんに教えてもらった飯チラシ魔法?を応用していたようです;そんな魔法だったっけ?応用力がすごいw
怪異VS土刃メイ
一方こちらはクールタイムを終えて再びつららばり攻撃の怪異サンVS土刃メイ。
敵を華麗に躱して防御魔法で受け、反撃に出ます。
メイ「パターンC′を展開。続いてパターンFをフィルイン。リドゥタイピング。圧縮テンプレート解凍。テーブル展開。」
ちょっと何言ってるかわからんけど、鋸歯状の刃の刀や、宙に描かれた魔法陣みたいな多彩なを使った魔法がメチャメチャかっこいい。この作品の魔法演出は本当センス感じますね~!あと、メイは間違いなく強キャラポジションで頼もしい。
一方で、避難誘導をするカナとリリー
カナ「土刃さん…でしたよね?…本当に1人で大丈夫でしょうか?私にも何か残ってできることあったんじゃないかって思って。」
土刃メイを心配するカナち。
リリーはそんなカナの気持ちを汲んで、避難誘導を自分一人で引き受け、カナちに「彼女の様子を見てきてもらえる?」とカナに伝えます。優しすぎるリリーさん……!
リリー「桜木さん!笑顔、忘れないようにね!」
満面の笑みで見送るリリーが天使すぎる…はい。推し確定です。
しかし右頬がまだパックリ切れて出血していて、痕が残らないか心配ですわ…
メイのところに駆けつけるカナ
メイさん、強キャラすぎて一人でも全然余裕そうに見えたけど、普通に被弾しちゃってます。というか、被弾を気にしてなくて、「退治することが仕事であって守ることではない」とバッサリ。冷静で究極の効率厨。高性能AIのような少女。これがアスト社の教育による影響なのか、それともメイ自身の性格なのか…。(両方かな?)
それに対してカナちが「計算機なんだこの人は!」って真面目にだいぶ酷いこと言ってて面白い。
それでも加勢に入るカナ
防御姿勢を取らないメイの前に立ち、怪異の攻撃を防御魔法で受けるカナち。
これはこれで役割しっかり分担できてて効率良さそう。ワールドトリガーとかでよくある連携(「ヒュースが守って千佳が攻撃する」みたいな)のを思い出しました。
ただ、話はそんな上手くまとまらず…。
「美しく笑って戦う姿を見せてこそ、魔法少女じゃないですか!」とリリーに教わった美学を実践しようとするカナちに対し、「そういった利益にならない美学で仕事をした気にならないでください」と、一刀両断。二人の考え方は真っ向から対立。全く相容れない感じが際立つ展開ですね。
結局一人で片付ける
結局、メイの決戦魔法で怪異をあっという間に退治完了。圧倒的な力の差を見せつけられる。言ってることはちょっとアレだけど、カッケー。
メイ「これが仕事ですマジルミエさん。先日の御社の魔法少女といい、今の笑顔論といい、どんな美学も、結果が伴わなければ、顧客によって詐欺と同じでないですか?」
メイは徹底的に顧客ファーストの考え方。でも、これがどっちが正しいとか間違ってるとかいう話ではないんですよね。ただ、「詐欺」とまで言わなくても…w
(それにしても、メイの無機質で淡々とした喋り方がまたいい味出してますよね。読点の使い方も独特で、CV安済知佳さんの演技が見事にハマっていて感服。)
そんなメイの考えに、カナは真っ向から否定。
まぁ……メイの考えは、ちょっと極端すぎるかもしれませんね。
美学だけで良いっていうわけではなくて、美学も結果も両方が必要なんじゃないかな?と思いますわ。
迷うカナ
カナ「顧客の求めるもの。正しい結果。…私は、今回お客様に何ができたんだろう?私ができた仕事は、若干の足止めだけだ。圧倒的に結果を出せる魔法少女がいるなら、私みたいな魔法少女は必要なんだろうか―」
カナちに迷いが生まれます。いやいや、十分すぎるほど頑張ったと思いますけどね。
まず、カナちがリリーのもとにすぐ駆けつけていなければリリーがもっと危機に陥っていた可能性もあると思うし、一般人を安心させて避難誘導を成功させたし、防御魔法でメイへのダメージも軽減させたし。十分すぎる功績だと思う!カナちの自己肯定感の低さですよ。
そんな迷うカナちのもとにリリーが駆け寄り、優しく慰めます。リリーさん、ほんとできたお姉さん!
リリー「私はね、別に皆に尊敬されるようなすごい人間じゃないの。でもね、普通の人が現実に押しつぶされたり、昔の憧れを見られなくなって魔法を諦めたり、そんな時に美しくあるって良いなとか、もうちょっと頑張りたいなって思ってほしいの。毎日の中で少しの背伸びの手伝いになるなら…それが私の仕事なのよ。」
リリーも決してパーフェクトな存在ではなく、人間らしく失敗することもある。
でもそんな中でも周りの人に元気を与えようとするリリーの考え方は本当に素敵。
仕事のあり方は人それぞれ違うし、何が正解かも人によって変わる。それぞれに美学があって当然で、結局、自分の信念を持って行動するのが大切なんだよなぁ、と改めて思わされます。
てかこの作品、気づけば「ちゃんとお仕事アニメ(漫画)してるじゃん!」ってハッとなりましたw
W社長
後日、重本社長と美弥子社長。
重本社長は正装だと普通にカッコいいんだよなぁ・・・!
それにしても社長同士の絡みはやっぱり良い。お互いのことを良く理解してる感じが伝わってきます。いつも無表情な重本社長が、美弥子社長との会話でふっと微笑むのも、二人の関係性を感じさせます。
美弥子社長「届いていたでしょう?あなたの方にも。怪異の変異。この間の協働業務中に起きた一件。古賀君のアスト社に助けてもらってなんとかなったけど…いよいよというところね。ここ数年のデータを見ても明らかに怪異は進化している。もしあなたが古賀くんとちゃんと話したいなら、早めにしたほうがいいわよ」
怪異は増殖しているという話は以前もありましたが、どうやら「進化」もしている模様。社長たちは何か色々知ってそう。
ワンクールの終盤にかけて、何やら大きな出来事の予兆がひしひしと漂ってきました。大規模な怪異の出現、3社+αの魔法少女たちの協力戦、みたいな展開とかになるのかなぁ。
古賀社長
一方、こちらは協働業務中に出現した怪異と魔法少女の報告を受ける古賀社長。
明らかにマジルミエを意識してますねぇ。そろそろ近々、重本社長と直接顔を合わせる展開がありそうな雰囲気が出てきました。
感想
今回は特にあっという間に終わってしまった感がありましたね。
魔法少女同士の美学のぶつかり合いや、主義思考の違いといったテーマ性が非常に感じられました。リリーやメイが持つ美学がそのまま各社の美学、さらには社長たちの美学にリンクしているのがまた面白い。
機械のような効率至上主義のメイが、今後カナたちの影響を受けてどう変わっていくのか…少しずつ「人間らしく」なっていく展開とかは非常にアツイ。
怪異の増殖と進化という、今後の大きな伏線っぽい話も出てきて、期待感が高まります。あと、オープニングに出てるオレンジ色の髪の子がまだ登場していないので、来週以降登場するのかな?なんて想像したり。
Cパート
リリーのモーニングルーティーンが女子力高すぎるさすがですわ……
って思ったけど、現実は違うようでしたw
そのギャップがまた親近感を感じさせて良い。良い!
完璧に見えるリリーにも、だらしない一面がある。それを一切悟られず、完璧な人間を演じ続けている姿には、血の滲む努力があるんだろうなと感じて、逆に尊敬できる。
はい。推し確定。(2回目)
というわけで、それではまた次週!
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