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【株式会社マジルミエ】アニメ6話「ミヤコ堂の魔法少女」ネタバレ感想・考察

©岩田雪花・青木裕/集英社・マジルミエ製作委員会

原作未読勢による株式会社マジルミエアニメ6話の感想、始めていきます!

▼前回はこちら

yuuki65.hatenablog.com

カナちのファッションショー

©岩田雪花・青木裕/集英社・マジルミエ製作委員会

リリー「うん!かわいい!甘すぎても嫌味がないのは才能ね。アイビールックも遊び心が活かせてすごく良いわ」

マジルミエとミヤコ堂の協働業務!とのことでで早速ショッピングに繰り出すカナちとリリー。冒頭からカナちのかわいいファッションショーが見られるなんてナイス展開!

©岩田雪花・青木裕/集英社・マジルミエ製作委員会

ノリノリで次々リリーに服を着せるリリーと戸惑いつつも意外と楽しんでるカナち。
先輩後輩みたいな感じで微笑ましい。
大量に買いまくってお支払いも全部リリーがしてるけど、これは経費で出てるんですかね?だとしたらとんでもないホワイト企業…!

ショッピング後のアフタヌーンティー

ショッピングの後はカフェでアフタヌーンティー。なんて優雅な業務なのだろう…!

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カナ「あの、リリーさん…いいんですか、こんなに買っていただいて…」
リリー「これはね、うちの研修みたいなものなの」

やっぱり会社からお金出てるのね。どんだけ景気良いんだミヤコ堂w

実際、魔法少女ってやっぱり危険な仕事だから、放っておくと誰もなりたがらなくなるんでしょうね。だから「これは素敵な仕事なんだよ!」ってイメージアップの努力をしているわけか。これがミヤコ堂の理念であり、リリーの信念でもあるみたいで、しっかりした芯があって素敵。リリーさん見直しました。

とはいえ現実的に危険なのは本当にそうなので、このバランスが難しいところではありますよね。

映像内のSNSでも「怪異対策はもっと国ですべき。民間企業に負担させすぎ。」みたいな書き込みがあったけど、まあリアルで考えたら警察や自衛隊みたいな国家機関でやるのが背ぢ前ですもんね。この世界はそこらへん、どういう理屈で成り立ってるのだろか、謎が深まるばかり…!

有名人リリー

©岩田雪花・青木裕/集英社・マジルミエ製作委員会

女子高生「あの…葵リリーさん、ですよね?ミヤコ堂の!」

リリーさん、めちゃめちゃ有名人だった!ライブ配信とかもやってるのか…
「魔法少女の仕事が素敵なことであることを伝えたい」と語っていたことを、こうして有言実行しているのを見て、カナちの目がさらにキラキラ輝いているのが印象的。
信念を貫くリリーもカッコいいし、どんなときでも他者に素直に尊敬できるカナちも素敵ですね。

そして、引き続き買い物に明け暮れる二人。
(途中で桁がとんでもないネックレスを買おうとしてた場面も見えたけど、それは見なかったことにしよう…)

気持ちに変化が現れるカナち

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「決めました!これにします! 私…これは自分で買います!」

リリーの話を聞いて、カナちの中で何かが変わったのが伝わるシーン。
カナちは本当に無色透明で、どんな人に出会っても、その色を受け入れて吸収していくんですね。良い影響をしっかりと受けて、着実に成長していくカナち、偉いぞ!

そして、ようやくリリーが「お仕事に行きましょう!」と。
やっぱり、ここまでは「お仕事」ではなかったらしいw

「お仕事」と聞いて急に真剣な表情になって意気込むカナちだけど、それを見て無理やり笑顔を作らせて落ち着かせようとするリリーさんには、やっぱり大人の余裕を感じます。リリーの株が鰻登り…!

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リリー「今回は怪異調査案件ね。懇意にさせていただいてるホテルさんから定期的な怪異調査。」

ふむふむ、現れた怪異の退治だけでなく、怪異調査も行っているんですね。
しかしホーキ専用の駐輪場的な設備がものがあるのがシュールw
でも、魔法少女の人口考えると、ここまで必要なのか…?

「変身して飛んでいこっか」とのことで、待ってました!変身バンクのお時間です!

変身バンク

©岩田雪花・青木裕/集英社・マジルミエ製作委員会

「胸に情熱、心に規律!放つ魔法は勇気の証!株式会社マジルミエ、桜木カナ!」

前回と同じくガッツリ尺でお届けされるカナちの変身バンク。相変わらず気合入ってるわ~。ここだけ見るとちゃんと魔法少女アニメやってますって感じでよきですよね。とってもかわよい。

そして…お待ちかね、新魔法少女・葵リリーの変身バンクも!

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「乳白ガラスのドワーフラビット。琥珀の軸の万年筆。屋根裏で見つけたアンティークコイン。夜露を纏った鈴蘭のピアス。全部入った樫の小箱。錠を開いて出てきなさい!気高き華の咲くように。株式会社ミヤコ堂、葵リリー!」

え、え、ちょっと待てめちゃめちゃ長げぇ…!ってのはさておき、
リリーさんふつくしい!お綺麗すぎ!!目も耳も幸せです、ありがとうございます!!

リリーさんの名前は最初は「百合」なのかなと思ったけど、台詞には「鈴蘭」と出てきました。鈴蘭は英語で「lily of the valley」とこっちも「リリー」という言葉が入っています。両者は別の花ですが、両方の性質をリリーのキャラクターで表現しているみたいに感じます。
鈴蘭は「純潔」、ユリは「気高さ」や「威厳」を象徴していて、ピュアでありながら上品さを感じられるリリーのキャラクター性を象徴する、考え抜かれたネーミング。(最初GirlsLove的な意味の百合なのかな?と安易に考えてしまってごめんなさい)

そう考えると「桜木カナ」もやっぱり桜モチーフが入ってるのかなと勘ぐってしまいますよね。
桜といえば春の象徴であり、新生活や新たな始まりを連想させる花。この春マジルミエに入社して新たな生活をスタートさせたカナにぴったりな名前。でも変身バンク自体はそこまで桜要素は特に無いように思えるけれど。どうなんでしょうね。私、気になります!

目的地ホテル・アルベリクへ向かう二人

©岩田雪花・青木裕/集英社・マジルミエ製作委員会

リリーさん、ホーキの乗り方もお上品。ホーキのデザインもメルヘンチックで、さすが見た目の良さを徹底しているのが伝わってきます。カナのダイ◯ンみたいなホーキとはもう別物感…

向かう途中、リリーさんの謎用語だらけの女子トークが炸裂してカナちが全くわからんってなってるのが面白い。
そんな会話を聴きながら「美しさを体現するのがこの人の仕事なんだ」とここでも気づきを得るカナち。

そうこうしているうちに、「ホテル・アルベリク」に付きます。

ホテル・アルベリクに到着

©岩田雪花・青木裕/集英社・マジルミエ製作委員会

リリー「点検業務に伺いました、ミヤコ堂です」

天井裏点検というとめっちゃ地味な業務で華やかなリリーに全く似合わないw

そして場面変わって、マジルミエの一行。

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この人たち何やってんだw名刺でババ抜き的なのをやってる…?

ミヤコ堂にはマジルミエのような技術開発といった強みがないが、揺らがない強さがある。それをカナちを学ばせるために、社長は彼女を派遣したのですね。

って、めっちゃ失礼なゲームをやりながら真面目な話をするのやめてくれます?w

重本社長「それ、ロン!」

ババ抜きじゃなくて麻雀だったw CEO一気通貫ってw 
自由すぎて楽しそう…この会社で働きたい…

事件の匂い

©岩田雪花・青木裕/集英社・マジルミエ製作委員会

リリー「今取るわ。動かないでね?これで大丈夫かな?」

点検業務の現場でスカートの裾を引っ掛けてしまうカナ。すかさずリリーが優しく取ってくれるというお姉さんムーブ。リリーは面倒見の良さが光ってて素敵。リリーはなんか雰囲気が「まどマギ」のマミさんを彷彿とさせますね。

そんな中、突然外から大きな物音!何やら事件が起こりそうな気配が…!

「ちょっと心配だから」と一人で見に行くリリー。
一人で大丈夫なのか・・・?めっちゃ危険な香りしかしない…
カナちはリリーの指示どおりに、報告書を提出。その後は本当は待機している約束だったが、いてもたってもいられず、リリーのもとへ駆けつけることに!

怪異発生

©岩田雪花・青木裕/集英社・マジルミエ製作委員会

カナちが工事現場に駆けつけると、リリーの目の前には案の定、怪異が出現していました。リリーは無事なようでひとまず安心…!

今回の怪異は「瓦礫を取り込んで成長するタイプ」のようです。そんなバリエーションもあるとは…。そういえばここまで見てきて改めて思ったのですが、怪異の正体や生態系について、まだ詳しく明かされてない感じがありますよね。
自然発生するということ。特に近年増殖中だということ。氷をまとった冷却系、雷雲っぽいもの、下水管の毒々しいやつ。いずれも自然の要素から生成されているように思いますが、ぱっと頭に浮かぶのはこれくらい?そろそろ詳しい解明がどこかで欲しいところですね!

リリーとカナちは怪異からたまに飛んでくる攻撃を躱しながら冷静に会話して、分析していますが、そんな間にも怪異はどんどん成長していきます…。見てると「はよ攻撃なり対処したら良いのに」って気持ちになっちゃうぐらい、少し悠長に感じる場面。ここらへんからあまり「ヤバさ」がイマイチ伝わってこないのはちょっと勿体ないですね。

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「ほこりを放っておけば怪異が大きくなる。だからまずは水をまいて、ほこりや瓦礫を引き寄せにくくしたの。これで少しはやりやすいはず!」

そしてここでビックリ展開。リリーさんが「蹴りで水道管を破壊する」という力技w
清楚、優雅、ときて、怪力属性もあるのかw 特徴盛りすぎでは?
とはいえ、壊れた水道管からスプリンクラーのように水が放出されて、怪異を弱らせることに成功。

リリー「水辺に舞い踊る精霊たち。風司る乙女たち。怒り猛る蜜蜂のごとく篠突く雨のように。私の声に従いて流るる水をかの者の元へ!

その後、カナちが操作魔法で水門のハンドルを回し、水圧を上昇させると、リリーがその水流を操り、怪異に直撃!見事な連携プレーですわ。
てかリリー魔道具無しでも魔法使えるのが地味にすごくない!?

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野次馬「うわ…工事現場に」「魔法少女来てる?」

そこへ野次馬の一般人が登場……。いやいや、何呑気に見に来てるんだ。危機感なさすぎでしょ!ここでリリーの信念である、「魔法少女の仕事が素敵なものだと伝える」というテーマを強調する意図は理解できますが、ちょっと強引で物語都合感を感じてしまうのは少しマイナスですね。さすがにリアリティが無さすぎるというか……。

とはいえ、水攻めが効いて怪異を弱らせることに成功。そして、トドメはというと、

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リリー「桜木さん、商店街の魔法、使える? 甘麦商店街で使われた範囲魔法。周囲に大きな影響を与えず、的確に怪異だけを退治できるのよね」

以前、マジルミエがオーダーメイドで開発した魔法陣を水に乗せて攻撃するという作戦ですね。これなら被害は最小限にできると。一般人がいることの配慮か……

リリーさんもちゃんと協働相手の会社について入念に調べていたのがわかって、好感が持てますね。

怪異の変異

©岩田雪花・青木裕/集英社・マジルミエ製作委員会

あとは作戦実行するのみと思いきや、怪異が突然涙を流し、「変異」してしまいました。攻撃が一気に殺傷力マシマシに。変異の瞬間に涙を流すっていうのが、何か意味がありそう…さっきも言ってたけど、怪異の正体についてはまさに謎が深まるばかり。

この攻撃はリリーがバリアを貼って防御するのですが、さすがに手に負えないとして、リリーは救援を呼ぼうとする。カナちが魔法を使おうとするも、怪異が引き寄せる瓦礫に足をひっかけて転倒してしまいます。……その瞬間でした。

©岩田雪花・青木裕/集英社・マジルミエ製作委員会

©岩田雪花・青木裕/集英社・マジルミエ製作委員会

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あまりにも一瞬の出来事。カナちを目掛けて怪異のつららばりが発射!絶体絶命の瞬間、リリーが危険を顧みず飛び出してカナちを庇い……というEND。
この出血の描写的からしてリリーの状態は普通にヤバそうな感じです。
リリーのキャラクターがマミさんと重なる部分があると上でも言っていましたが、まさか……なんてことはないですよね?(作品柄的に大丈夫だと思いますが……)
どちらにしてもリリーのように人以上に見た目に気を配り、広告塔となれるよう努力している女の子が顔に傷を負うなんて、そんな展開は辛すぎます。
そんな感じで、過去に無いレベルの引きで今話は幕を閉じたのでした……

感想

リリーの変身バンクがめちゃめちゃ良かったですし、前回はちょっとキラキラ女子っぽくてそこまで第一印象は良かったわけではなかったけど、今回で一気にリリーが推せるキャラになってきました。考えに芯が通ってて気配りもできる、すごく素敵なキャラクターでした。

ただ、それだけに最後の展開はかなり衝撃的でした…。辛い……。
こういう深刻な展開もあるんですねこの作品。いつもなんだかんだいつもギャグの延長でしか無いので、驚きました。今後の展開、めっちゃ気になりますね~。

ちなみにCパートでは新入社員の時のリリーのファッションショーが拝めました。

©岩田雪花・青木裕/集英社・マジルミエ製作委員会

この頃はミディアムヘアだったんですね。その頃からす既にお美しい…。
先輩から受けた指導(?)をそのままカナちに伝えてるのがまた微笑ましいw
もしカナちがミヤコ堂に入社してていたら、みたいな展開の妄想も膨らみます。

そしてそして、気がつけばもう折り返しの6話が終了。
お話がまだまだ全然進んでない気がするんだけど、これワンクールアニメですよね。
終わったら原作に移行するか悩み中です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは、また次週!

▼次話はこちら

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