「Just Because(ジャストビコーズ)」第9話「Answer」の感想&考察です。
いよいよ終盤にさしかかってきましたね。
今回のタイトルは「Answer=答え」。
これまで疑問になっていたところの"答え"が出るのでしょうか。
それでは見ていきましょう!
▼前話
お…これはもしや…!
イメチェンした葉月の登場!可愛い!
みんな、驚きまくりですね。(笑)
陽斗が驚きのあまり硬直しています(笑)
葉月「おはよう…。」
いやー、良いですね。
女の子って、髪型一つでものすごく雰囲気変わりますよね。(男の子もそうだけど)
僕が高校の時もこういう子いて、一瞬にして皆の見る目が変わったの覚えてます。
これは一気にファンを増やすんだろうなぁ…。
葉月の変貌っぷりに嫉妬した真由子が手に追えず逃げてきた桃花。
どうでもいいけど早苗ちゃんクールビューティー。
ご立腹の様子です。
葉月はすっかり人気者。
順平「森川さん。いいよなぁ~…すげぇ…これってもしや恋!?」
陽斗「うるせーって!」
これはいらっとするなぁ(笑)
真由子「だからあの子嫌いだったのに。」
この「だから」というのはどういう意味だろう?
ちゃんとしたら可愛いのに、頑張ろうとしていなかったから?
なんとなくですが、真由子が嫌いだった葉月の事を認め始めているような、そんな風に見えました。
桃花「大丈夫!美緒も可愛いよ!」
美緒「違うよ?進路のこと考えてただけで。」早苗「健気だねぇ…美緒は。」桃花「うんうん!あたし、応援してるからっ!」
美緒「いや…本当だって。」
この子たちは完全に誤解しているんですね…。
依子「大丈夫?」
葉月「あんまり。」
依子「だったら元に戻せば?」
葉月「ううん。思い切って良かったって思ってるから。」
依子「じゃあしゃんとする。」
葉月「そうだね。」
まぁ何度も何度も言われると嫌になってきますよね。
逆にまったく突っ込まれないのもアレですけど。(笑)
依子「そういえば葉月。相馬から何か言われた?」
葉月「『おは…よう…』かな?」
依子「ダメだ。あいつ。」
つまり何も言っていないと同じですね。
好きな子が髪を切った時に時に気の利いたことを言えるかどうかで男の度量がわかりますよね~~。
ベンさん「なぁー相馬。俺、いつも言ってるよなぁ?スマホはバレないように見ろって。授業つまんないのかと思って傷付くだろ?」
いやー良い感じに緩くていい先生ですね。
ちなみに僕が高校の時は携帯見つかったら取り上げられて1週間返してもらえませんでした。
ばったり遭遇。
めっちゃ気まずそう。
前回ほぼ告白しちゃってますもんね。
瑛太「こういう場合…返事した方が良いのかな?」
うーん…この感じだと、やっぱり瑛太的には無さそうですね。まぁわかってましたが。
恵那「だって今帰るとさ…」
瑛太「下駄箱でばったり会いそうだしな。」
君たち波長合いすぎでしょう(笑)
美緒「ありがとうございました。」
ベンさん「気を付けて帰れよ。風邪とかもな。」
美緒「はい。」
ベンさん「真面目なヤツほど…土壇場で悩み出すんだよなぁ。」
そういうものなのですかね。
前回の美奈さんとのやりとりを考えて、進路について悩みだしたのでしょう。
(トランペットの音)
陽斗「お!森川だ。」
陽斗の音楽聞き分ける力がすごい。才能あるんじゃないのか…
陽斗「帰らねーの?」
美緒「用事思い出した。じゃあね。」
久しぶりのこの組み合わせ。
美緒「森川さんはなんで今の進路に決めたの?」
葉月「……。」
美緒「あ…ごめん急に!」
葉月「…うちはずっと農家で。」
葉月「いつかは、私も家族の手伝いをするって決めているから。」
葉月「そのいつかが来る前に、大学も興味あったし。」
葉月「一人暮らしもしてみたかったんだ」
家族の手伝いをしなくてはいけないというのは予想通りでしたが、後半の台詞は意外でした。葉月は自分の意志を押し殺していると思っていたので。
まぁでも、どっちみち最後の思い出作りみたいな感じでなんだか寂しいですけどね。
あと一個だけ疑問が残るとしたら、「なぜ吹奏楽を続けないのか」ですね。
…この答えは今後回収されるのかな?それとも僕がどこか見落としているのでしょうか…
美緒「だから関西の女子大なんだ?」
葉月「まだ大人になりたくないだけなのかな?」
美緒「ううん。全然ちゃんとしてる。」
葉月「そんなこと…。」
美緒「それに比べてあたしは…はぁ。」
葉月「夏目さんは?大学。なんで?」
美緒「あたしは…」
美奈「ただいまー。」
母「おかえり。早かったのね。」
美奈「今日2限までだから。」
美奈「これ、まだ出してないの?」
母「美緒からなんか聞いてない?」
美奈「なんかって?」
母「あの子…今朝になって、お姉ちゃんの大学受けないかもって言い出したのよ。」
さっきのベンさんへの進路相談はコレですね。
しかし、瑛太とのすれ違いになりそうで怖い…。
美奈「ふーん、そっか。」
そして美奈さんのこの笑顔。
まぁこれは黒い意味ではなく、美緒が初めて「自分の意思を持った」事に対する喜びなんでしょうけど、一歩間違うと超悪女に見えてしまいますね。(笑)
葉月「…夏目さん?」
美緒「あたしは、なんか良くわかんなくなっちゃって。それでこんな話…ごめん。」
葉月「ううん。」
美緒「ありがとう。」
葉月「うん。」
美緒「あとさ。」
美緒「それ、すごくいい。大人っぽいのあたしは似合わないから羨ましい。」
葉月「…ありがとう。」
美緒「相馬も気に入ってたっぽいし。」
葉月「夏目さん!」
葉月「勘違いだったらごめん。」
美緒「うん、なに?」
葉月「もしかして…。」
葉月「夏目さん、相馬くんのこと…。」
第6話の消しゴムを返すシーンで美緒の想いに気づいている風でしたが、ここでようやく本人に聞くこととなりましたね。
ただしこの答えは聞けず次のシーンへ進みます。
本日2回目の早苗ちゃん。
美緒は上叡大学を目指すようです。
翠山学院:青山学院(偏差値60~66)
上叡大学:上智大学(偏差値65~70)
と考えていいでしょう。併願とかはできないのかな?
美緒「過去問、一度やってみようかと思って。」
早苗「それすると不安になるよ?今から偏差値上の大学なんて。」
美緒「やっぱりそうかなぁ…。」
早苗「どうした?今日ベンさんになんか言われた?」
美緒「昨日お姉ちゃんに言われた。このまま今の第一志望じゃダメな気がして。」
早苗「それは受験生の気のせいってやつ。」
美緒「そうかも…でも。まずは挑戦。」
早苗「そっか。がんばれ。」
早苗「美緒…大丈夫かな。」
この間の真由子といい、桃花といい、早苗といい、美緒はみんなに大事にされているのが伝わってきますね。
偶然ばったり会ったわけじゃなくて、待ち伏せしていたという恵那。
こんな寒そうな日にずっと外で待ってるなんて、健気すぎて悲しくなる…。
瑛太「嫌な季節が来るな。」
恵那「それ逆じゃない?」
瑛太「逆じゃない。」
恵那「ふーん…?」
瑛太「なんだよ。」
恵那「中学の頃、会長チョコくれなかったんだ。」
恵那「でも今年は期待しても良いと思うな。」
瑛太「どういう意味で?」
恵那「そういう意味でっ!」
恵那「じゃ!帰る!」
瑛太「なんか用があったんじゃ?」
恵那「それならもう済んだ!」
「今年は期待しても良い」の意味について。
美緒が瑛太の事を好きなのを知っているから、「美緒からチョコを貰えるのを期待して良い」という意味、「(あなたの事を好きな)私がいるから期待して良い」という意味。
二つの意味が込められていそうです。
恵那「明日からも、こういう感じでよろしくね!瑛太先輩!」
瑛太「…無理だろ。」
そして呼び方が名前になってます!二人の距離がさらに近くなった感じがしますね。
陽斗の就職先の草野球を見に来たのかな?
根拠はないけどおそらく依子の計らいでしょう。
そしてさらなるアシストによりようやく二人に会話が生まれます。
葉月「相馬くん。」
陽斗「…スゲー良いと思う。」
葉月「え?」
陽斗「だからその…髪…切ってさ。」
陽斗「でも、周りの連中が騒いでんの面白くなくて…言いそびれてた。」
こういうのちゃんと言える陽斗は尊敬できる。
葉月「良かった。これ…しばらく元に戻せないから。」
陽斗「ホント…良い。」
先輩「陽斗ー!はじめんぞー!」
複雑そうな表情です。さっきの美緒とのやりとりに関係していそう。
葉月の"答え"は出るのでしょうか。
葉月「もしかして夏目さん。相馬くんのこと…。」
美緒「好き"だった"よ。」
過去形なのがポイントですね。
美緒「友達に『好きな人いるの?』って聞かれた時も『いるよ』って、会話に参加出来たから。」
葉月「本当に?」
美緒「ホントにホント。」
葉月「だってあたし…。」
美緒「ちゃんと好きな人いるから。」
―回想ここまで
ライティングの使い方が美緒の台詞と絶妙にリンクしていて、すごく良いシーンでしたね。この瞬間に込められた演出意図が伝わってきて、鳥肌が立ちました。
そして美緒はようやく自分の気持ちに気づくことができました。
これが美緒の"答え"。
そして美緒はこの後、もう一つの大きな"答え"を出します。
美緒「ねえお姉ちゃん?あたし第一志望変えることにした」
美緒「お姉ちゃんの大学は受けない。」
こうして美緒の止まっていた時間がようやく進みだしました。
感想まとめ
ずーっと悩んでいて、ずーっとモヤモヤしていた美緒がようやく"答え"を見つけたのが大きなポイントですよね。そして、後半の美緒の表情には今までにないパワーを感じました。まさに、「進むべき道が明確になると人は強くなる」とはこういう事でしょう。
ここからの美緒と瑛太の関係はどのように変化していくのでしょうか。
また、葉月の答えはどちらに転ぶのでしょうか。
次回に期待です!